

今月もガス代が高いなぁ…


ガス代を安くする方法ってないのかしら?
このように、毎月のガス代の高さにお悩みの方はたくさんいらっしゃるでしょう。
とくに、プロパンガスをお使いの方は、平均の2倍以上の金額を払っていることも珍しくありません。
そんなガス代ですが、ガス会社の見直しや無駄遣いをなくすことで、年間5万円以上の節約になるケースもあります!
本記事では
・ガス代平均っていくら?
・ガス会社を見直して節約する方法
・お風呂場のガス代を節約する方法
・キッチンのガス代を節約する方法
このような内容を紹介しており、ガス代の節約に関することを網羅しています。


本記事を読んでいただけば、きっと今よりもガス代を安くすることができますよ。
ガス代の平均ってどのくらい?


ガス代の節約方法をご紹介する前に、平均的なガス代を紹介しておきます。
ご自身のガス代と平均のガス代を比べて、どれぐらいの差があるのかをしっておきましょう。
世帯人数別のガス代平均
1人 | 3,021円 |
2人 | 4,354円 |
3人 | 4,960円 |
4人 | 5,202円 |
5人 | 4,836円 |
6人~ | 5,073円 |
季節ごとのガス代の平均
1~3月 | 6,178円 |
4~6月 | 5,279円 |
7~9月 | 3,522円 |
10~12月 | 3,936円 |
地域ごとのガス代の平均
北海道 | 3,366円 |
東北地方 | 3,856円 |
関東地方 | 4,522円 |
北陸地方 | 3,510円 |
東海地方 | 4,461円 |
近畿地方 | 4,130円 |
中国地方 | 3,601円 |
四国地方 | 3,268円 |
九州地方 | 3,801円 |
沖縄地方 | 3,448円 |
もしも平均よりもガス代が高い場合、なにか原因があるのでこれから紹介する節約方法を参考にしてみてください。


平均と同じぐらいであっても、ご紹介する節約方法を取り入れていただけば、平均以下に抑えることができますよ。
契約ガス会社を見直して節約する方法


ガス代の節約をするなら、まずは契約しているガス会社の見直しがおすすめです。
契約しているガス会社を変更すると、毎月のガス代を劇的に安くすることもできますよ。


こちらの画像は、ガス屋の窓口というガス会社乗り換えサービスの乗り換え事例です。
このように1年間で4万円以上ガス代が安くなることも珍しくありません。
ガス会社の乗り換えは、現在利用中のガスが「都市ガス」か「プロパンガス」かによってやることが変わってきます。
「都市ガス」と「プロパンガス」がよくわからないという方のために、簡単に特徴と見分け方をご紹介しますね。
都市ガスは、地下のガス導管を通じて供給されます。
一般的に、ガス料金はプロパンガスより安いです。
プロパンガス(LPガス)は、ガスボンベを契約者宅まで配送して供給されます。


画像のようなガスボンベが家の外に置いてあればプロパンガス、置いていなければ都市ガスと判断ができます。
プロパンガスのほうが、都市ガスよりも高いことが多いです。(同じガスの使い方なら、都市ガスの1.5~2倍ほど高くなるのが一般的です。)
もっと詳しく知りたい方は、こちらの記事をお読みください。




ここからは、都市ガスとプロパンガスごとに、詳しい見直し方をご紹介していきます。
1.プロパンガスを利用しているならプロパンガス会社を変更


プロパンガスを利用しているなら、まずは今契約しているガス会社のガス料金が適正かどうかを調べましょう。
ガス屋の窓口公式ホームページにある、自動料金診断を使えば簡単に今のガス料金が適正かどうかがわかります。


診断結果が適正料金よりも高ければ、ガス会社の乗り換えをすることでガス代の節約になります。
ですが、全国に2万社以上もあるガス会社の中から自分に合ったガス会社を見つけることは、簡単な事ではありません。
さらに、ガス会社の中には最初は安い料金を提示して、どんどん値上げしていく悪徳な会社もあるので注意が必要です。
なので、ガス会社の乗り換えをする場合は、ガス会社乗り換えサービスを利用することをおすすめします。
ガス会社乗り換えサービスを利用すると
・あなたの住む地域の中から、ガス料金が安くて優良なガス会社の提案
・面倒な切り替え手続き、解約手続きを代行
・手厚いアフターサポート
これらのことを無料で提供してくれます。
ガス会社乗り換えサービスも複数あるのですが、私がおすすめするのはこちらの2つです。
どちらも信頼できるサービスですし、すべてのサービスが無料で利用できるので、気軽に使ってみてください。


毎月のガス代を4,800円(年間57,600円)も安くできた事例もあります!
集合住宅(アパート・マンション)にお住いの方は、個人の判断でプロパンガス会社を変更することはできません。
必ず管理組合や大家さんの了承を得るようにしてください。
2.プロパンガスから都市ガスに乗り換える


ガス会社の乗り換え以外に、プロパンガス料金を安くする方法は都市ガスに乗り換えることです。
都市ガスに乗り換えることによって、ほぼ確実に毎月のガス料金を安くすることができます。
ただし、地下にガス導管が通っているエリアでしか乗り換えることはできません。
また、ガス導管が通っているエリアだとしても、自宅までガス管をつなげるために10~30万円程度の工事費用がかかります。
このような理由から、プロパンガスから都市ガスに乗り換えるのは現実的ではないので、おすすめはできません。


引っ越しを考えている方は、引っ越し先のガスの種類を気にしてみるといいですね。
プロパンガス会社の乗り換えと同じく、集合住宅(アパート・マンション)にお住いの方は、個人の判断で都市ガスへの変更はできません。
必ず、管理組合や大家さんの了承を得るようにしてください。
3.都市ガスを利用しているなら都市ガス会社を変更


都市ガスは公共料金だから、プロパンガスみたいにガス会社を乗り換えるなんてできないでしょう?
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
ところが、2017年4月に始まったガスの自由化によって、都市ガス会社も自由に選ぶことができるようになっています。
都市ガスは元のガス料金が安いので、プロパンガスほど安くなることはありませんが、適切なガス会社に乗り換えることでさらにガス料金を安くすることができます。
都市ガスの場合、プロパンガスとは違って、集合住宅(アパート・マンション)にお住いの方でも自由にガス会社を変更できます。
自分で良いガス会社を見つけるのは時間や手間がかかるので、都市ガス会社を探すときは、「エネチェンジ」をご利用ください。
適切なガス会社を無料で提案してくれます。


エネチェンジでは、電力会社変更サービスもおこなっているので、電気代の節約にも興味がある方はぜひチェックしてみてください。
私が実際に電力会社を乗り換えた記事もあります。




4.オール電化に切り替える


やや番外編気味ではありますが、オール電化にするというのも選択肢の1つです。
オール電化に切り替えると、今までガスの力を使っていたものも電気の力で動かすようになるので、ガス代がなくなります。
ただしそのぶん電気代が高くなりますし、オール電化への切り替え工事費用もかかりますので、そういった点も考慮する必要があります。
もし興味のある方は、電気とガス両方に精通している「エネチェンジ」に相談してみるといいでしょう。
お風呂場のガス代を節約する方法


ここからは、ガスの無駄遣いを減らすための節約方法をご紹介していきます。
まずは、家庭において最もガス使用量の多いお風呂場での節約方法から見ていきましょう。
5.追い炊きの回数を減らす
お湯の温度が下がると追い炊き機能を使いますが、追い炊きの回数を減らすことで節約になります。
家族の入浴時間をなるべく合わせて、追い炊き回数を減らせるように心がけてみてください。
6.使わない時はフタや保温シートを活用する


湯舟を使っていないときに、そのままにしていると一気にお湯の温度が下がります。
フタや保温シートを使って、お湯の温度が急激に下がるのを防ぎましょう。
併用すれば、さらに高い保温効果が期待できますよ。
7.貯めるお湯の量を調節する


湯舟にお湯を貯めるときは、人が入ったときにちょうどいいぐらいの量を貯めるようにしてみましょう。
以下は、貯めるお湯の量を減らす工夫の一例です。
・水を入れたペットボトルを入れて、かさましする
・半身浴をする
・家族と一緒に湯舟に浸かる
8.湯舟のお湯を使う


湯舟にお湯を貯める場合は、極力シャワーを使わないようにしてみてください。
体や頭を流すときには、湯舟のお湯を使えばシャワーを使う必要がなくなります。
どうしてもシャワーを使いたい人は、湯舟のお湯でしっかり洗い流した後に仕上げ程度に使うことをオススメします。


私の実家では、湯舟のお湯を使うのが普通だったので、湯舟とシャワー両方を使うことに驚きました。
9.お湯の設定温度を上げすぎない


お湯の温度を上げれば上げるほど、ガス代は高くなります。
ご自身が快適に使える範囲内で、お湯の設定温度を下げてみてください。
10.こまめにお湯を止める


頭や体を洗うときに、シャワーのお湯を使っていないのに流し続けている人は少なくないでしょう。
お湯の出しっぱなしは、お金と資源の無駄遣いなので、なるべくこまめにお湯を止めるようにしてくださいね。
11.節水シャワーヘッドを使う


シャワーヘッドを節水シャワーヘッドに交換するだけで、簡単にお湯の使用量を減らすことができます。
・30~50%ほどお湯の使用量を抑えられる
・お湯を止めるボタンがついている商品もあるので、お湯の出しっぱなしを防ぎやすい
・お湯の温度や水圧などの使用感も変わらない
・交換方法も簡単
節水シャワーヘッドはコスパが良いので、ぜひ試していただきたいです。


私も使っていますが、いつも通り使っていてもガス代と水道代が安くなってます。
12.入浴時間に合わせて、シャワーか湯舟かを選ぶ


少人数で短い入浴時間であれば、シャワーのほうがお得な場合が多いです。
逆に人数が増えて、入浴時間が多くなる場合は、湯舟にお湯を貯めたほうがお得になります。
シャワーは1分間に約12ℓのお湯を使います。
一般的なバスタブで使うお湯の量は約180ℓです。
シャワーを15分間使うと、湯舟にお湯を貯めるのとほぼ同じ量のお湯を使うことになります。
入浴時間に合わせて、シャワーと湯舟を使い分けてみてください。
キッチンのガス代を節約する方法


続いては、お風呂場の次にガスの使用量の多い、キッチンのガス代節約方法をご紹介します。
13.お湯の設定温度を下げる


洗い物をするときの設定温度は、冷たくない程度の低温にしてみましょう。
洗い物で使う水量も少なくないため、設定温度を1℃下げるだけでも大きな節約になりますよ。
ゴム手袋を使うと、手荒れも防げて寒さも感じにくくなります。
14.お湯は給湯器で沸かす


ガスコンロよりも給湯器のほうが熱効率が良いため、給湯器でお湯を沸かすほうがガスの節約になります。
電気ケトルがある場合は、ケトルでお湯を沸かしてから火にかけるといいですね。
15.火の大きさを調整する


火の大きさを強くしすぎないようにしましょう。
鍋からはみ出してしまうほど火を大きくすると、その分無駄なガスを使うことになります。
鍋の劣化も進むため、鍋の大きさや食材に合わせて調整するといいですよ。
16.電子レンジを活用する


野菜の下茹でなどは、レンジでするほうが安くできるし時短にもなります。
おかずやスープを温め直すときは、1人分を取り分けて電子レンジで加熱するのも効果的です。
電子レンジを使った料理レシピも数多くあるので、積極的に活用しましょう。
17.フタや落し蓋を利用する


落し蓋や鍋蓋をすれば、熱が逃げにくくなって調理時間を短縮できます。
18.1つの鍋で同時に調理したり、ゆで汁を利用する


乾麺を茹でるついでに野菜を一緒に茹でるなど、1つの鍋で同時に調理をしてみましょう。
肉や野菜のゆで汁を捨てずに、ゆで汁を使ってスープにするなど、工夫してみてください。
1から作るより時短にもなるし、ガス代の節約にもなります。
19.小さい鍋より大きい鍋を使う


水を沸かしたり煮物をするときは、大きい鍋で調理をしたほうが熱効率がいいので、ガス代の節約になります。
20.なべ底の水滴は拭き取ってから火にかける


鍋やフライパンを火にかける前に、底についている水を拭き取りましょう。
これだけのことでもガスの使用量を減らすことができます。
21.調理法を工夫する


ガス代が多い調理法は、揚げる>煮る>茹でる>蒸す>炒める>焼く、の順番です。
揚げ物は油の加熱時間も含めてガスを長時間使います。
できるだけ揚げ物をする回数を減らし、揚げ物よりも焼き料理を増やしたり、揚げ焼きをするなど調理法を工夫してみましょう。
22.冷凍物は冷蔵庫で解凍しておく


冷凍してある食品を調理するときは、事前に冷蔵庫で解凍しておきましょう。
調理時間が短縮できるぶん、ガス代の節約になります。
23.ため洗い(つけおき洗い)する


食器を手洗いする場合は、洗い桶などを使ってため洗いをし、最後にお湯ですすぐようにしましょう。
使うお湯が少なく済むのでガス代が節約できます。
油汚れのひどいものは他の洗い物に汚れがつくので、別で洗うほうがいいですよ。
24.圧力鍋や保温鍋を利用する


時間のかかる煮込み料理も、圧力鍋を使うと料理時間が短縮できます。
また、保温鍋も初めに数分加熱した後に保温のみで料理ができるため、ガス代の節約になりますよ。
25.中華鍋を使う


中華鍋は全体的に均一に熱が広がるため、火の通りが早くなり調理時間の短縮ができるんです。
また、蓄熱性も高いので余熱で調理もできますよ。
26.炊飯器を使う


炊飯器を使っておかずを作ったり、ご飯と一緒に具材も調理してしまう「炊飯器レシピ」を活用してみましょう。
27.料理は作り置きする


料理は多めに作って冷凍したり、作り置きした方がガス代の節約になります。
作り置きしたものを違う料理にするなど、リメイク料理を楽しむのもよいですね。
28.ガスのバーナー部分の穴を掃除する


ガスのバーナー部分の穴が詰まってしまうと、熱効率が落ちてしまいます。
竹串を穴に挿しこんで、掃除をしてみてください。
その他のガス代節約方法


最後に「ガス会社の見直し」、「お風呂での節約」、「キッチンでの節約」以外の節約方法をご紹介します。
29.ストーブやヒーターの設置場所や使い方を最適にする


一般的なガスストーブやヒーターは、窓側に設置すると暖房効果が高まります。
窓側に暖房器具を置くと、窓から入ってくる冷気をカットしてくれるからです。
ただし、カーテンなどの燃えやすいものには近づけすぎないようにしましょう。
以下のように使い方を工夫することでも、ガス代の節約になります。
・設定温度を高くしすぎない
・定期的に掃除をする
・タイマーを使って、つけっぱなしを防止する
30.ガス代の支払いは最もお得な方法にする


ガス代の支払い方法には、「クレジットカード払い」、「口座振替」、「振込用紙」があります。
ほとんどの場合、ポイント還元率1%以上のクレジットカードでクレジットカード払いにするのが一番お得です。


地方のガス会社だと、いまだにクレジットカード払いに対応していないことがあります。
ガス代が急に高くなる原因


今まで通りに使っているのに、急にガス代が高くなった場合の原因として「ガス漏れ」と「検針ミス」が考えられます。
どちらも可能性としては低いですが、異常に高いガス代の請求がきたときは確認してみましょう。
ガス漏れの確認方法


ガス漏れの確認方法は
・ガスメーターのランプが赤く点滅していないか
・使っていないガスの元栓が開いていないか
・ガス栓のゴムホースが破れていたり、亀裂が入っていないか
当てはまるものがあれば、ガス会社に連絡して対応してもらいましょう。
検針ミスの確認方法


検針票に記載されている数字が明らかにおかしい場合、ガスメーターの数字を確認してみてください。
桁が違っていたり、あまりにも異常な数字が記入されている場合は、ガス会社に連絡して確認してもらいましょう。
検針ミスなら、請求額も訂正してもらえますよ。
まとめ:できることから始めてみよう


今回の記事では、ガス代の節約方法をまとめてご紹介しました。
合わせて30個の節約方法をご紹介していますので、まずはできそうなものから試してみてください。
もしどれから始めるか悩んだ場合は、「ガス会社の見直し」から始めるのがおすすめです。
ガス会社の乗り換えが上手くいくと、今まで通りのガスの使い方をしていても毎月のガス料金が安くなります。


特にプロパンガスをご利用中の方であれば、毎月のガス代を4,000円以上安くできる可能性もあります。
この機会にガス会社の見直しをしてみてはどうでしょうか。
自力でガス会社の見直しをするのは難しいし、手間や時間がかかるのでガスのプロにお任せするのがおすすめです。


ガス代の節約方法はわかったし、「次は電気代の節約をしてみたい」という方は、こちらの記事をご覧ください。




「水道代の節約もしたい」という方は、こちらの記事をチェック!



