「ネット銀行は作りたいけど、数が多すぎてどれにすればいいかわからない」
「お金に関わることだから、適当に選ぶわけにもいかないしなぁ…」
「忙しいから、簡単に選ぶポイントを教えてほしい」
こんな悩みを抱えていませんか?
あなたの気持ちはとてもよくわかります。
私も初めてネット銀行を作ろうと思ったとき、銀行の数が多いし、公式ホームページに書かれている内容もたくさんあって、正直どこを見て決めればいいかわかりませんでした。
銀行を比較するポイントは多く、目的によって重点的に見るべきところは変わってきます。
10社以上の銀行を比較しましたが、それぞれに強みと弱みがあり、どんな人でもおすすめできるところはありませんでした。
そのため、普段使いしたいのか、貯蓄用にしたいのかという目的を最初に整理して、それに合わせて比較するポイントを決める必要があります。
この記事では
- 10社以上を比較した私がおすすめするネット銀行3つ
- 利用目的が決まればチェックするポイントも決まる
- ネット銀行のメリット・デメリット
を紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
※本記事で紹介している情報は、2022年10月時点のものになりますので、口座開設する際にはご自身で改めてご確認ください。
10社以上を比較した私がおすすめするネット銀行3つ



時間のない方が多いと思うので、まずは私のおすすめするネット銀行を紹介します。
普段使い用におすすめのネット銀行として
- NEOBANK住信SBIネット銀行
- SBJ銀行
貯蓄用におすすめのネット銀行として
3.あおぞら銀行
誰でも簡単に恩恵を受けられるネット銀行を選びましたので、参考にしてみてください。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.NEOBANK住信SBIネット銀行

NEOBANK住信SBIネット銀行では、専用アプリをインストールしてスマート認証NEOに登録するだけで、ATM手数料、振込手数料が月に5回まで無料になるのが魅力の1つです。
【NEOBANK住信SBIネット銀行の基本情報】
提携ATM | ・セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行・ビューアルッテ |
預入・引出手数料 | 月2~20回無料無料回数以降は110円(税込)ビューアルッテは預入非対応 |
振込手数料 | 月1~20回無料無料回数以降は77円(税込) |
定額入出金サービスがあり、自分名義の他の口座からNEOBANK住信SBIネット銀行に毎月指定した金額を自動で振り込めます。
給料の振込口座が地銀やメガバンクのみという会社の場合、定額入出金サービスで給料をNEOBANK住信SBIネット銀行に移しておけば、他の口座に簡単に無料で送金が可能です。
NEOBANK住信SBIネット銀行のアプリやサービスを利用すれば、簡単に無料で多くの取引やお金の移動ができるので、普段使いのネット銀行として特におすすめです。
2.SBJ銀行

SBJ銀行の魅力は、業界トップクラスの手数料無料回数です。
ほとんどのネット銀行では、手数料を回数限定で無料にしています。
しかし、預金額などの条件があり、なかなか恩恵を受けられない方もいるのではないでしょうか?
その点、SBJ銀行は取引する銀行の縛りはあるものの、入出金手数料は月10回、振込手数料は月5回まで手数料がかかりません。
【SBJ銀行の基本情報】
提携ATM | ・セブン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行 |
預入・引出手数料 | セブン銀行、イオン銀行、イーネット月10回まで無料 無料回数以降は110円(税込) ゆうちょ銀行、みずほ銀行月3回まで無料 無料回数以降は110円(税込) |
振込手数料 | 月5回無料 無料回数以降は220円(税込) |
とにかく手軽に取引を無料で行いたい方におすすめです。
3.あおぞら銀行BANK

あおぞら銀行BANKの魅力は、なんといっても普通預金金利の高さです。
業界No.1の0.2%となっています。
金利0.2%はメガバンクの普通預金金利の200倍なので、驚異的な金利の高さです。
貯蓄用のネット銀行としては、あおぞら銀行BANK一択といえます。
※あおぞら銀行、あおぞら銀行BANK、GMOあおぞら銀行がありますが、金利0.2%はあおぞら銀行BANKのみなのでお間違いなきように。
ネット銀行の利用目的を2つに分けて考えると選びやすい



ネット銀行選びで悩むのは、見るべきポイントが多すぎることではないでしょうか。
20社以上あるネット銀行を闇雲に見ていても、自分に合ったものを見つけるのは困難です。
まずは、利用目的が普段使い用or貯蓄用なのかを考えてみてください。
利用目的が決まれば、チェックするポイントも決まってきます。
ネット銀行を普段使いするならチェックポイントは3つ



普段使いとして利用していくのであれば、見るべきポイントは3つです。
- 提携ATMが多い
- 入出金無料回数が多い
- 他行振込の無料回数が多い
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.提携ATMの数が多い
利用可能なATMは必ずチェックしておきましょう。
普段使いで利用するのであれば、現金の出し入れでATMを利用することになります。
提携ATMが近くになければ、提携ATMがあるところまで移動する手間や時間が無駄です。
なによりストレスを感じます。
提携ATMの数は多いに越したことはありませんが、最低でも自分の生活圏内に提携ATMがあることを確認しておきましょう。
2.入出金無料回数が多い
ネット銀行各社は、条件や回数制限付で入出金を無料で行えます。
現金の出し入れが多いと、手数料もあなどれないのでチェックしておきましょう。
チェックするときのポイントは、無料回数だけではなく達成するべき条件も見ておくことです。
できるだけ簡単な条件で、無料回数が多いネット銀行がベスト。
【ATM手数料の無料回数が多いネット銀行】
NEOBANK住信SBIネット銀行 | 預入・引出合わせて最大で月20回 優遇プログラム詳細 |
SBJ銀行 | 預入・引出合わせて月10回 ゆうちょ銀行・みずほ銀行は月3回 |
auじぶん銀行 | 預入:最大で無制限 引出:最大で月15回 優遇プログラム詳細 |
ソニー銀行 | 預入:無制限 引出:最大で無制限 優遇プログラム詳細 |
UI銀行 | 預入:無制限 引出:最大で月20回 優遇プログラム詳細 |
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | 利用金額3万円以上ならいつでも無料 |
新生銀行 | 預入:無制限 引出:優遇プログラムがシルバー以上で無制限 ※一部対象外有り 優遇プログラム詳細 |
簡単な条件で、無料回数をつけられるのは
- NEOBANK住信SBIネット銀行
- SBJ銀行
ですので、狙い目かなと思います。auのサービスをよく利用する方は「auじぶん銀行」もありです。
参考にしてみてください。
3.他行振込の無料回数が多い
ネット銀行各社は、振込手数料に関しても条件や回数制限付きですが、無料で行えます。
手数料は払うだけ無駄なので、できるだけ払わないようにしましょう。
チェックするときのポイントは入出金手数料と同じで、無料回数だけではなく達成するべき条件も確認しておくことです。
なるべく簡単な条件で、無料回数が多いネット銀行を選びましょう。
【振込手数料の無料回数が多いネット銀行】
NEOBANK住信SBIネット銀行 | 最大で月20回 優遇プログラム詳細 |
auじぶん銀行 | 最大で月15回 優遇プログラム詳細 |
UI銀行 | 最大で月50回 優遇プログラム詳細 |
新生銀行 | 最大で月20回 優遇プログラム詳細 |
ソニー銀行 | 最大で月11回 優遇プログラム詳細 |
「NEOBANK住信SBIネット銀行」は、アプリをインストールしてスマート認証NEOに登録するだけで、月5回振込手数料を無料にできます。
簡単な条件で、ある程度無料回数が欲しい方には、おすすめです。
無料回数の多さだけで見れば、「UI銀行」「新生銀行」もありますが、優遇プログラムの達成条件が厳しくなってます。
振込をほとんどしない(月に1件ぐらい)であれば、多くの銀行が条件なしで1~2件程度は無料で取引できるので、あまり気にする必要はないかもしれません。
auのサービスをよく利用される方は、「auじぶん銀行」もありですね。
貯蓄用としてネット銀行を使うならチェックポイントは金利だけ



ネット銀行を貯蓄用として利用する場合は、金利をチェックしましょう。
貯蓄が目的であれば、お金の出し入れや移動は少ないので、手数料を重視する必要はありません。
預金を少しでも増やしたいなら、金利の高いネット銀行を選ぶべきです。
【普通預金金利が高いネット銀行】
あおぞら銀行BANK | 年0.2% |
UI銀行 | 年0.1% |
auじぶん銀行 | 最大年0.2%(金利優遇条件を満たした場合) |
楽天銀行 | 年0.1%(楽天証券と連携すれば預金300万円まで) |
イオン銀行 | 年0.1%(優遇プログラムがプラチナステージの場合) 優遇プログラム詳細 |
東京スター銀行 | 年0.1%(給与受取口座、年金受取口座に指定した場合) |
地銀、メガバンクの普通預金金利は0.001%です。
上記で紹介しているネット銀行は、地銀、メガバンクの金利の100倍以上ですから、貯蓄用としてはうってつけといえます。
「あおぞら銀行BANK」と「UI銀行」は条件なしで高金利なので、おすすめです。
ネット銀行のメリット3つ



ネット銀行のメリットを3つお伝えいたします。
- ATM利用手数料、振込手数料が安いまたは無料で行える
- 預金金利が高い
- 口座開設や振込がネット上で完結する
- 無駄な手数料は払いたくない
- なるべくお金を増やしたい
- 忙しくて銀行に行く時間がない
こういった方には、ネット銀行がおすすめです。
1.手数料が安い、または無料
ネット銀行のメリットの1つは、ATM利用手数料や各種取引手数料が店舗型の銀行に比べて安いことです。
店舗や従業員がいないことで、余分なコストを削減でき手数料を安くすることができます。
手数料は無駄なものなので、安いに越したことはありません。
2.預金金利が高い
地銀やメガバンクに比べて預金金利が高く設定されています。
地銀やメガバンクより、預金金利が100倍以上高いネット銀行も複数あります。
少しでもお金が増えるほうがいいですよね。
3.ネット上で完結する
ネット銀行なら口座開設から各種取引が、ネット上で完結します。
ネット上で完結するので、平日に銀行に行けない社会人や学生にとっては大きなメリットです。
口座開設って難しそうなイメージがあるかもしれませんが、簡単かつスピーディーに開設できます。
- アプリやWeb上で口座開設を申し込む(必要事項を記入)
- 本人確認をする
- 初期設定をする
多少の違いはありますが、大きな流れはこの3つだけなので、指示に従えば特に難しいことはありません。
さらに、口座開設までの時間も早いです。最短だと即日利用可能なネット銀行もありますよ。
ネット上で取引ができるので、24時間いつでも利用可能な点も見逃せませんね。
ネット銀行のデメリット3つ



ネット銀行を開設する際には、デメリットも理解しておく必要があります。
ネット銀行のデメリットを3つ紹介します。
- 実店舗がないため対面でのサポートが受けられない
- サービスによっては引き落とし口座・振込口座の設定ができない
- ID、パスワードの自己管理が必要
- 対面でのサポートが欲しい
- どうしても引き落とし口座・振込口座に設定できないと困る
- ID、パスワードの管理に自信が無い
こういった方には、ネット銀行はあまり向いていないかもしれません。
メリットとのバランスを判断した上で、決めていただければいいかなと思います。
1.対面でのサポートが受けられない
ネット銀行には実店舗がないため、わからないことやサービス詳細を自分で調べる必要があります。
電話、チャット、メールでの問い合わせは可能です。
私のブログにたどりつけているので、対面でのサポートがなくても自分で解決できるでしょう。
2.引き落とし口座・振込口座に設定できない場合がある
ネット銀行は、公共料金の引き落とし口座、給料の振込口座に指定できない場合があります。
特に地方では、地銀にしか対応していないところが多いです。
よく利用するサービスや、給与振込口座に指定できるか、あらかじめ確認しておきましょう。
3.ID、パスワードの自己管理が必要
ID、パスワードの自己管理が必要で、忘れたり、複数回間違えると再発行手続きをしなくてはなりません。
パスワードの流出リスクにも気をつける必要があります。
総務省国民のための情報セキュリティサイトにて、安全なパスワード管理方法が説明されていますので、確認してみてください。
まとめ:ネット銀行選びは利用目的を決めると選びやすい



この記事では、ネット銀行選びに悩んでいる方に、シンプルな選び方を紹介しました。
手っ取り早くおすすめが知りたい方は、私が10社以上を比較した経験から3社紹介していますので、参考にしてみてください。
ネット銀行は現在20社以上あり、闇雲に選んでいても時間がかかり疲れるだけです。
まずは利用目的を考え、利用目的ごとのチェックポイントを見ながら決めてみてください。
メリット・デメリットを確認して、自分に合っているかも知っておきましょう。
ネット銀行は、便利でお得ですのでご自身の利用目的に合わせて、開設にチャレンジしてみてくださいね。
あなたのネット銀行選びの参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。